SUSTAINABILITYサステナビリティ

資源循環〜Circular Economy〜

私たちは、地域とともに未来をつくるクラブでありたい。

その想いから今、力を入れているのが「資源を大切に活かす取り組み」です。
ホームタウンである北九州市はものづくりのまちとして発展してきました。同時に、環境課題を乗り越える中で、限りある資源を循環させる知恵と技術に情熱を注いできたまちでもあります。
その一員として、スタジアム等から発生するごみの削減・再利用・再資源化や使い捨てプラスチックの削減・廃止、水の効率的な利用、クラブ運営で必要となるあらゆる物品の持続可能な調達などに積極的に取り組むことで、一人ひとりがサーキュラーエコノミーの担い手となることをしっかりと根付かせていきます。

方向性(長期ビジョン)

【ごみの削減】

  • 全てのクラブ関連施設(スタジアム運営、クラブ事務所、クラブハウス、練習場等)で発生する廃棄物について、ごみの削減、再利用、及び適正分別・再資源化を体系的に実施し、焼却に依存する廃棄物量を可能な限り削減するとともに、継続的な管理・改善が可能な運用体制を確立します。

【使い捨てプラスチック削減・廃止】

  • 全てのクラブ関連施設・主催試合・イベントおよびクラブ活動等における使い捨てプラスチックの使用削減(使い捨てプラスチックに依存しない運営の実現)を通じて、生物の生息環境の保全、原油使用量の削減および資源の保護を図ります。

【水の効率的な利用】

  • 水をひとつの環境資源として考え、水資源の有効利用について行動するとともに、環境負荷ができる限りかからないような体制の整備を行います。
    また、選手・スタッフだけでなく、ファン・サポーターに対しても水資源の大切さや有効活用に関する啓発を行い、ともに水の効率的な利用や節水を行います。

【持続可能な調達】

  • クラブが調達する物品・役務および出店・委託契約等において、環境配慮(使い捨てプラスチック削減、廃棄物管理等)に加え、倫理(人権・労働権、公正・生活賃金)、社会的責任(多様性、トレーサビリティ)等の要件を調達プロセスに組み込み、適切に運用することで、サプライチェーン全体で持続可能性を高めます。
目標

【ごみの削減】

  • ・ごみの削減、再利用や、施設ごとに分別ルールを明確化し、適正分別および再資源化を徹底することで、焼却率(重量ベース)を2028年6月までに50%以下にします。
  • ・来場者1人当たり排出量(g/人)を2028年6月までに20%削減(対2026年)します。(※)

※2026年は計測開始年として、試合・イベント単位で総量・内訳等を把握し、基準値を確定したのちに、来場者1人当たり排出量についての目標も設定していきます。

【使い捨てプラスチック削減・廃止】

  • ・使い捨てプラスチックの削減方針を、クラブ運営エリア(※1)、関係パートナー(※2)などの幅広い関係者に十分な浸透を図ります。
    全てのクラブ関連施設や主催イベントなどで使い捨てプラスチックを段階的に廃止し、紙・木・竹・植物由来の生分解性素材や繰り返し利用が可能なリユース容器等へ切り替えを進めます。

(※1)クラブ運営エリアとは: クラブ事務所、クラブが主催するイベントなど、クラブまたは業務委託会社でコントロールできる範囲を指します。
(※2)関係パートナーとは: スタジアム売店や管轄会社等、丁寧な対話(運用面の課題やコストの相談)を重ねながら、協業すべきステークホルダーを指します。

【水の効率的な利用】

  • ・選手・スタッフは、チーム関連施設及び日々の生活の中で、節水・水の再利用について、積極的に取り組みます。
  • ・水の効率的な利用や節水について、積極的な啓発に取り組みます。

【持続可能な調達】

以下、2点に配慮しながら、全ての物品を対象に、持続可能性の高い調達体制を確立します。

  • ①環境、倫理(人権・労働権、公正・生活賃金)、社会的責任(多様性、トレーサビリティ)の観点から、定期的に調達活動全体を見直します
  • ②サプライヤー選定の評価軸に、環境、倫理(人権・労働権、公正・生活賃金)、社会的責任(多様性、トレーサビリティ)を組み込み、これらの行動指針を遵守し、協調できる企業との取引比率を優先的に高めます。
取組

【ごみの削減】

≪削減:リデュース≫

  • ・スタジアムや事務所内に無料の給水スポットの設置による使い捨てカップの削減
  • ・カトラリーの包装簡素化や、必要最小限の配布の徹底
  • ・ファン・サポーターとの連携によるフードドライブの実施
  • ・QRチケットの導入による紙の削減
  • ・エコバッグの持参推奨による、レジ袋の削減
  • ・スタジアムマルシェでの食べれる器導入

≪再利用:リユース≫

  • ・スタジアムや事務所内等への無料の給水スポットの設置による、マイボトル等の利用
  • ・ファン・サポーターの不要なサッカー用品(ユニホーム等)の回収とリユース
  • ・使わなくなったランドセルのリユース

≪再資源化:リサイクル≫

  • ・分別区分(可燃物、生ごみ、プラスチック、PETボトル、ダンボール)および分別ルールを、クラブ共通のルールとして全てのクラブ関連施設で適切な運用の実施
  • ・プラスチック・紙・缶瓶PET・生ごみなど、素材別のリサイクルルートの明確化と、再資源化の最大化
  • ・全てのクラブ関連施設における、計量・記録と集計の継続実施や、現場状況(分別状況等)の写真記録の実施
  • ・分別掲示、分別ステーション等の設置と、来場者が自然と分別できるような配置や運用の工夫
  • ・可燃ごみの定期的な組成分析の実施
  • ・ファン・サポーターへの分別行動の啓発
  • ・雑がみ回収と再生トイレットペーパー配布
  • ・家庭から排出されるプラスチックごみを起点とした「ハンガー」の作成

【使い捨てプラスチック削減・廃止】

使い捨てプラスチックの削減・廃止に向けて、以下のとおり段階的な取組を実施

≪様々な場面における使い捨てプラスチック削減の取組(第1段階の取組)≫

  • ・スタジアムや事務所内に無料の給水スポットの設置による使い捨てカップの削減
  • ・カトラリーの包装簡素化や、必要最小限の配布の徹底
  • ・エコバッグの持参推奨による、レジ袋の削減
  • ・スタジアムマルシェでの食べれる器導入
  • ・スタジアムから排出されるプラスチックごみのケミカルリサイクル実施
  • ・排出されたPETボトルの分別回収とマテリアルリサイクル実施
  • ・家庭から排出されるプラスチックごみを起点とした「ハンガー」の作成
  • ・ファン・サポーターに対する使い捨てプラスチック削減に関する啓発

≪優先品目の廃止に向けた取組(第2段階の取組)≫

  • ・優先的に削減する品目の選定
  • ・全てのクラブ関連施設や主催イベント等における代替品との置き換え等による使用中止

≪第3段階の取組≫

  • ・対象品目の拡大
  • ・全てのクラブ関連施設や主催イベント等における段階的な使用中止と代替品への移行

【水の効率的な利用】

  • ・選手・スタッフの節水行動の促進
  • ・チーム関連施設に節水・再利用機器の導入の検討
    例)雨水槽、無水便器、洗濯機、節水シャワーヘッド など
  • ・ファン・サポーターとの「打ち水大作戦」の実施
  • ・ファン・サポーターとの「一人一花運動」の実施

【持続可能な調達】

私たちは、クラブの成長と豊かな社会の実現を両立させるため、全ての物品において以下の4つの項目を軸とした調達活動を推進します。

①環境(持続可能な資源利用と負荷低減)

  • ・「グリーン購入法」の趣旨に基づき、環境負荷の低減に資する物品およびサービスを優先的に調達すること
  • ・スタジアム備品や販売グッズにおいて、使い捨てを避け、長期間の使用や繰り返し利用が可能な製品を積極的に採用すること
  • ・取引先に対し、省エネやリサイクル、プラスチック削減などの取り組み状況を確認し、共により環境負荷の低い調達体制の構築を目指すこと

②倫理(人権・労働権の尊重、公正・生活賃金の確保)

  • ・すべてのサプライヤーに対し、不当な低賃金労働の禁止、安全で衛生的な作業環境の確保など、国際的な労働基準の遵守を求めること
  • ・児童労働や強制労働、あらゆる差別のないクリーンなサプライチェーンを構築し、すべての労働者の尊厳が守られる取引を徹底すること

③社会的責任(多様性の尊重、トレーサビリティの確保)

  • ・原材料の由来や製造・加工拠点を可能な限り特定し、安全・安心な供給体制の構築を目指すこと
  • ・ダイバーシティ(多様性)を尊重する経営姿勢を持つ企業との連携を通じて、誰もが活躍できる社会づくりに貢献すること

④地域経済への貢献(地元経済の活性化と雇用創出)

  • ・ホームタウンをはじめとする地域企業からの資材調達やサービス利用を優先し、地域内での経済循環を促進すること
  • ・地元住民の積極的な雇用や、次世代を担う若者のキャリア形成に寄与している企業をパートナーとして重視し、地域社会の持続可能性を支えること


※取組内容は、順次、追加予定