2024.06.11
【スクール☆ギラヴァンツ 実施報告】5月30日(木)北九州市立くきのうみ小学校/新道寺小学校
5時間目
子どもたちと一緒に動き、遊んで、身体を動かすことの楽しさを感じてもらう時間。
運動遊びの経験が著しく減少し、子どもの体力や運動能力が低下している現状で、人と関わることやコミュニケーションを育むことを目的に楽しい時間を過ごすことができました。
6時間目
選手がプロになるまでの挫折や成功体験等、“夢”をもつことの大切さ、「楽しい」・「好きなこと」から将来の“夢”を見つけることのヒントを伝える時間。
選手たちにとっても慣れない先生役ではありましたが、子どもたちは真剣な眼差しで話しを聞き入り、選手達にとっても大変貴重な時間となりました。
くきのうみ小学校(若松区)
[参加選手]5 DF 本村選手、40 MF 官澤選手
本村選手コメント
小さい時の夢は野球選手だったが、小学校4年生の時にプレゼントでサッカーボールを貰ったことがサッカーを始めるきっかけとなった。
プロサッカー選手になることを目標にするよりも、サッカーを好きになって遊びの延長で続けてきたが、
好きになってやり続けることで、結果プロサッカー選手になることができたと思う。
振り返ると初心を忘れないことややり続けることはとても重要なことだと感じている。
親元を離れサッカーで生きていくと決めた高校1年生の時、自立すること、親への感謝を忘れない気持ちでこれまでやってきたが、プロになった現在も感謝の気持ちは大事にしている。
小学生のみんなも親や先生等、周りの方への感謝を忘れず、ミスを恐れずにポジティブに日々過ごすことで明るい未来があると思う。
「自分のプレーでファン・サポーターを感動させる」ことが今の目標。
感謝の気持ちを忘れずこれからもプレーするので応援して欲しい。
官澤選手コメント
ギラヴァンツ北九州U-18でプレーする為、島根県から親元を離れた。
それまでは洗濯や食事等、当たり前のように親がやってくれていたが、寮生活になることで親の有難みを感じた。
トップ昇格してプロサッカー選手になることが夢だったが、当初昇格できるとは思っていなかったので昇格が決まった時はとても嬉しく親も喜んでくれた。
プロサッカー選手になった今、気を付けていることは常に人から見られているということは意識している。
プレーで人を感動させることはもちろん、普段からプロサッカー選手という自覚を持って生活している。
小学生のみんなに伝えたいことは、何事も恐れずに取り組むこと、失敗や成功を経験して挑戦することを忘れないで欲しい。
新道寺小学校(小倉南区)
[参加選手]10 FW 永井選手、8 MF 若谷選手
永井選手コメント
5才の時にサッカーを始めた。小学校1年生の頃は学校に行くのが嫌で、お母さんと登校していた。その時期にサッカーと出会い、うまくなり自信がつくことで一人で通えるようになった。その経験から好きなことを見つけて一生懸命取り組むことが成長するには大事だと感じている。中学時にはサッカー中に小腸を破裂する大けがをした。サッカーで生死をさまようような状態を経験したが、最終的にはサッカーを仕事にできていることを幸せに思う。高校時代からは年代別の代表に選出され、その後6年間日の丸を背負って戦う経験をすることができた。そこまではたくさんの人の協力があってたどり着くことができたと思っている。高校卒業後にプロになり、とても嬉しかったと同時に責任感を感じたが、好きなことをやっていて幸せだと感じていた。人には見えない部分で苦しみなどを感じていた。オーストラリアでもプレーし、そこで感じたのは、仕事よりも家族の時間を大切にしているということ。その経験を活かし、家族との時間をとても大切にしている。今の目標は、試合を観にいってみたいというチームを作ること、J2に昇格することが夢。みんなに伝えたいことは失敗をいっぱいしてほしい、苦手なことは無理して続けなくてもいいということ。
若谷選手コメント
小さい頃の夢は、特になかったが、好きなことをして過ごしてきた。小学校の頃は身体能力が低く、体力テストなどで後ろから数えた方が早いくらいの順位だった。しかし、サッカーと出会って成長することができた。大学時に親元を離れて生活した。プロになっていなかったら教師や地方公務員になろうと思っていたので、しっかり勉強していた。プロになったときは周囲への感謝が大きかった。サッカーだけで生活していくという覚悟も強くなった。今の夢は、ミクスタに行きたいと思ってもらえるような魅力的なチームにしていくこと。サッカーをしていくなかで、”挫折した”と感じることはなかった。うまくいかない時もサッカーが好きだったので続けてきたし、辛いと感じることがなかった。みんなも好きなことを継続していくべき。