2024.3.31SUN14:00
ミクニワールドスタジアム北九州
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試合終了
ギラヴァンツ北九州
前半
後半
大宮アルディージャ
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
10:45 | 横断幕事前搬入開始 |
11:30 | シーズンパス先行入場 |
12:00 | 一般入場 |
13:10 | 選手ウォーミングアップ開始 |
13:30 | ギラヴァンツ北九州選手紹介 |
13:59 | 選手入場 |
14:00 | キックオフ |
14:45頃 | ハーフタイム |
15:45頃 | 試合終了 |
TOPICトピック
STADIUM MARCHEスタジアムマルシェ
スタジアム内
11:30 | スタジアム内 販売開始 |
スタジアム外
10:30 | スタジアム外 販売開始 |
-
ギラヴァンツ北九州は今季5戦目にしてリーグ戦初勝利。FC今治を相手に後半開始3分で岡野凜平選手が自身Jリーグ初ゴールをゲット、その後は粘り強く守り1-0の勝利を収めたのです。
殊勲の岡野選手は次のような言葉で初勝利の喜びを表しています。
「何が何でも勝たないといけないという気持ちで臨んだ試合だったので、めちゃくちゃうれしかった」
「チームとしてやってきたことが間違っていなかったと思える1勝。だからこそ今後に向けてとても大きな勝利になると思う」
また、岡野選手のゴールをお膳立て、今季早くも2アシストの坂本翔選手は次のように話しました。
「去年も雰囲気が悪くはない中で、なかなか勝てないとなると自信がなくなり、プレスも怖くて思い切っていけない、という現象が起きました」
「今年も4試合未勝利というスタートでしたが、監督とコーチ陣の配慮、ベテラン選手の声掛けで良いチームの雰囲気とパフォーマンスを持続、今治戦勝利につながりました。これは大きな自信になります」
選手たちのコメントもあり、今節大宮アルディージャとのゲームに向けての準備はさぞかし明るい中でスタートしただろうと思い、増本浩平監督に質問しましたが、返って来たのは意外な答えでした。
「今治戦までも選手たちは明るい雰囲気の中で練習をしてくれていたので、今治戦後の今回、特別に明るくなったとは感じませんでした。これまでと変わらないですね」
そしてこう続けました。
「私も選手も初勝利への安堵感はある。でも昨季最下位のチームが1勝で満足してはいけない、だから次へ向けて気持ちを切り替えた。それが雰囲気に変化がない理由でしょう。私は変わらなかったことをうれしく、頼もしく感じています」
大きな1勝には違いない、けれどもまだ1勝を手にしたに過ぎない。増本監督と選手たちは週末の大宮戦に向けて素早く気持ちを切り替えているのです。
さて、今節も難しいゲームになりそうです。大宮はギラヴァンツ北九州と同じく1試合消化が少ない状況ですが、5戦を4勝1分けと負けなしとして首位に立つチーム。増本監督の言葉に大宮が強敵であることを実感します。
「首位にいるべくしている、一番力のあるチームだと思います。杉本健勇選手(元日本代表)、小島幹敏選手、中野誠也選手らタレントの顔ぶれもJ3レベルではありません」
「J2から落ちてきたチームはどこかに隙があるものですが、長澤徹監督のチームづくりの姿勢によるところが大きいのでしょう、隙がありません。本当に良いチームです」
11得点はリーグ2位タイ、ギラヴァンツ北九州と同じ3失点はリーグトップタイと、攻守のバランスが非常に良い大宮は確かに強敵でしょう。しかし、選手たちはひるんでいません。
「大宮は首位チームですが、僕らは昨季最下位のチャレンジャーなので、ほかのチームと戦う時と同様に、自分たちがやろうとしていることをしっかり表現することに集中するだけです」(岡野選手)
「この試合は昨季僕らが一度もできなかった連勝がかかる試合だし、ここまでの通算成績を2勝2分け2敗の五分にもっていけるチャンスがある試合なので、何としても勝利を手にしたい」(岡野選手)
「まだ負けがないチームに今季初黒星をつけたいという気持ちがあります。大宮はJ2から降りてきたチームなので実力は確かだと思いますが、だからこそやりがいのある相手。怖いという感覚はありません」(田中悠也選手)
「大宮が強く良いチームであることは認めます。でも個人的には隙はあると感じています。大宮は攻撃に自信がある分、守備面で一瞬気が緩む時間帯があるように思う。そこをうまく突ければ」(坂本選手)
「得点力のある大宮に対して失点ゼロの時間を長くすることができれば、向こうは徐々に焦ってくる。そうして隙をつくり出したい。僕らはここまで良い守備ができているので、そういう展開に持ち込むこともできるはず」(高吉正真選手)
前節で勝った今治も対戦時には首位でした。首位だからといって怯む必要はまったくないという成功体験をしたばかりだからこそ、選手の言葉はとても前向きで、チャレンジ精神にあふれる、頼もしいモノとなったのでしょう。
そんな選手たちのイキイキとした表情を間近に見ている増本監督の大宮戦に向けたコメントもまたとても熱かった!
「ひたむきに、前向きにトライし続けていくしかない。そうして1試合の中で戦い続けることができれば、勝点獲得への道が開けるはず」
「構えてうまくやろうとするのではなく、インテンシティー高く、ハイポゼッションという自分たちが目指しやってきたことに立ち返るということを、今回も選手に出してもらう」
「逃げるようなサッカーはしたくない。大宮はウチ以上にまっすぐなチームだと思う。それに対してウチも真っ向勝負に出ることを恐れず、また時には変化をつけながら戦うことができれば良い結果につながるのではないでしょうか」
岡野選手の言葉にあったように、昨季は一度も連勝を手にすることができませんでした。6度のチャンスをことごとく逃してしまったという大きな悔しさが既存選手にはあります。
今季一度目のチャンスで連勝を果たすことができるのか。首位チームを相手にそれが成れば、またそうして『昨季越え』の事実をまず一つ手にすることで、選手たちの自信は間違いなく深まります。
この大宮戦は間違いなくシーズン序盤の最重要ゲームだと言えます。ぜひ、ミクスタに足を運んで首位チームに対峙する選手たちへの厚いサポートを!
[文:島田 徹]
MATCH DATA マッチデータ
STATS スタッツ
THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 27 | 田中 悠也 |
DF | 23 | 坂本 翔 |
DF | 50 | 杉山 耕二 |
DF | 13 | 工藤 孝太 |
DF | 33 | 乾 貴哉 |
MF | 34 | 高吉 正真 |
MF | 11 | 喜山 康平 |
MF | 17 | 岡野 凜平 |
MF | 15 | 小林 里駆 |
MF | 21 | 牛之濵 拓 |
FW | 29 | 高 昇辰 |
THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 1 | 笠原 昂史 |
DF | 22 | 茂木 力也 |
DF | 34 | 村上 陽介 |
DF | 5 | 浦上 仁騎 |
DF | 16 | 植田 悠太 |
MF | 35 | 清水 祐輔 |
MF | 7 | 小島 幹敏 |
MF | 17 | 中野 克哉 |
MF | 23 | 杉本 健勇 |
MF | 45 | 種田 陽 |
FW | 42 | 藤井 一志 |
RADAR CHART レーダーチャート
PATTERN 得点パターン
RANKING 得点ランキング
HOT ZONE ホットゾーン
COMMENT選手コメント
PLAYER
工藤 孝太Kota KUDO
(今治戦)前節を振り返ってみていかがですか
結果が欲しかったので、良かったと思います。0で抑えて1点を守ることは、チームとしても自信になるような試合ができたと思いますが、点を取るチャンスがあったので、複数得点で勝ちたいと感じました。
ヘディングでの競り合いや球際を見ていて調子が良いように感じます。
ヘディングは自分自身強いという自負があり、そこは自分の長所を出せていると思うので、続けていけるように準備していこうと思います。
(今治戦)前節試合終了後の男泣きについて、お聞かせください。
うれし泣きだと思われていますが、自分自身今治戦のプレーがあまり良くなかったので、勝った後に安心して、落ち着いて振り返ると悔しい気持ちがあったため、悔しい涙の方が大きかったです。もう泣かないと思います。
次節への意気込みをお願いします。
個人的には浦和からの期限付き移籍で北九州に来ていますが、大宮は同じ埼玉県のライバルになるので、絶対に勝ちたいと思います。現在1位のチームなので、今治・大宮と連勝することによって、これからの自信にもなると思います。守備の選手なので0で抑えて、セットプレーから得点を狙っていきたいと思います。
PLAYER
井澤 春輝Haruki IZAWA
前節(今治戦)が今シーズンリーグ初勝利となりました。キャプテンとしてどう思いますか?
6試合と時間はかかってしまいましたが、チーム全員で勝てたことは、非常にプラスな要素で、継続していきたいと思います。
次節の対戦相手大宮アルディージャの印象をお聞かせください
(大宮)首位で、個の力もあり、非常にいいチームだと思いますが、俺らがホームなので、前節勝った勢いのまま勝ちたいと思います。
けが人がチームに戻ってきました。雰囲気はいかがですか
チームに戻ってきて全員で練習できているので、すごく良い雰囲気になっていると思います。
次節への意気込みをお願いします
相手が首位とか関係なく、俺らがホームなので、チーム全員で戦って絶対に勝ちます。熱い応援よろしくお願いします。
COMMENT監督コメント
MANAGER
増本 浩平Kohei MASUMOTO
[試合総括]
前節なんとか勝利した流れ、勢いを持ってうまく入れたなと思います。ビルドアップのところも相手をよく見て運ぶということはかなり表現できていたと思います。今日は2トップで攻撃を組みましたけど、スンジン(高昇辰選手)と(永井)龍は2人とも走れる選手なので、そこをうまく使いながらという部分は概ねよくできていたし効いていたと思います。
ただ、失点したシーンは少し違いを見せられたかなという風には思っています。我々もクロスから永井が触ればというところはあったと思うんですけど、やっぱりそれを決めきれるかどうかというところはこれからまた課題にしていかなきゃいけないなと思っています。
シュートにトライする回数がかなりある中で、やっぱり複数得点がなかなかできないっていうことに関しては、今後ずっとついて回るものなのでやり続けるしかないと。叩いて叩いて叩いてどうこじ開けるかになってくると思うので、また来週しっかり準備して改善できたらなと思ってます。
守備に関しては、最初下口選手が左サイドバックで来るかなと思ってたところがちょっと変わっていたので、相手のビルドアップが変化するかもしれないと話をしました。結果的に我々としてはそこに対しての準備は今までやってきた中での対応でなんとかなると選手とゲーム中にも確認して、そこに関しては割られずにやってくれたと思っています。
ただ、我々が前半先に失点している状態だったので、後ろの対応(守備的)に人を増やしてということをなかなか選択できない状況をハーフタイムで話した中で、しっかりスライドしてそこは対応するしかないのかと、場合によってはセンターバック2枚で対応しなきゃいけないシーンも出るかもしれないと共有して後半に入ったので、そこに関しても選手たちがうまく対応してくれたと思っています。やっぱりホームなので勝ちに行かなきゃいけないっていうところで、このまま残りの45分さっと流していいのかっていうところなので、選手たちがまたスイッチを入れて通すところだったり、中からボックスに入ることだったりっていうところは、うまくやってくれたと思っています。
Q:悔しい引き分けだとは思いますが、先制された後追いついたというのは評価できると思います。
A:あの流れだったら先制したかったですし、このゲーム内容であればやっぱり勝たなきゃいけないと思っています。引き分けで終わってしまったことは非常に悔しいですし、もどかしいです。笑顔で帰っていただきたいっていうところでいくと、サポーターの方々には申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
COMMENT選手コメント
PLAYER
喜山 康平Kohei KIYAMA
Q:今日の試合を振り返っていかがですか。
A:首位の大宮さん相手でしたけど、今まで自分たちが積み上げてきたものを出せれば必ず勝機はあると思っていたので、ホームで勝点3が取れなかったことはすごく悔しいですし、反省してます。失点の場面は自分が原因を作ってしまったので、そこはしっかりと反省したいと思ってます。
Q:ご自身の今日の試合の評価はいかがですか?
A:チームを勝たせることが自分の仕事だと思うので、そういう意味では自分たちがやってきたプレーとかやりたい攻撃・守備もできている時間は多くあったので勝ち切れるようにしたかったです。失点には絡んでしまいましたけど、ミスはサッカーにつきものなので、そこでうまく切り替えられた点はよかったと思います。
Q:ゴールを決めた瞬間の気持ちはどうでしたか?
A:あんまり覚えてないんですけど、ゴール前になんかボールが来そうだなっていうのは思っていました。ボールが来てくれたので、自分の蹴り足を信じて、思い切り振り抜いたら決まりました。
Q:蹴った瞬間のボールの感触は?
A:手応えはありました。津田マネージャーがボレーシュートの練習を手伝ってくれていたので、そのおかげかなと思います。
Q:次節への意気込みをお願いします。
A: 難しいゲームにはなると思いますけど、富山さんに必ず勝って帰って来れるように、みんなで団結して勝利を掴み取りたいです。
Q:強敵相手の3試合で勝全ての試合で勝点を取っていますが、チームとしての手応えはいかがですか?
A:自信を持って戦えれば必ず勝機はあると思っていたので、勝点を取れたことは最低限ですけど、やっぱり僕らが上に行くには勝点3が必ず必要なので、順位が上だろうが下だろうが必ず勝機はあるので、次は必ず掴み取れるようにやっていきたいと思っています。
PLAYER
牛之濵 拓Taku USHINOHAMA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:前半から攻めの姿勢で行くということを共有していたので、チャンスも作れました。ピンチもあったんですけど、自分たちがやることはできました。失点はしてしまいましたけど、後半絶対いけるっていう中で追いついて、最後逆転まで持ってきたかったです。悔しいですけど、次に活かしていくしかないと思います。
Q:今日のご自身の評価はいかがですか?
A:どうやって崩していくのかというのをチームとしてやっている中で、個人としてもうちょっとダイナミックにプレーしようと思っていました。そういうところはできた部分もあったんですけど、クロスに合わせるとかシュートの技術を上げるとか、そういうところはずっとやっていかなきゃいけない。1個できた部分があって、もう1個積み上げていくことが必要かなと思います。
Q:後半に同点となりましたがその時の気持ちはいかがでしたか?
A:本当に次の1点が大事で勝ちに行くっていう気持ちがありました。サポーターの皆さんの雰囲気も後半はずっと攻めていて感じたので。
Q:次節への意気込みをお願いします。
A:今日の引き分けを次に活かすことが本当に大事だと思っているので、是非応援よろしくお願いします。