2022.7.17SUN18:00
ミクニワールドスタジアム北九州
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試合終了

ギラヴァンツ北九州
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前半
後半
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FC岐阜
- スタジアム
- 入場者数
- 天候/気温/湿度
- 主審
- 副審
- 第四の審判員
MEMBERメンバー
REPORT試合経過
DATAデータ
14:45 | 横断幕搬入 |
15:30 | シーズンパス先行入場 |
16:00 | 一般入場 |
STADIUM MARCHEスタジアムマルシェ
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④エメロード
前回の出店では大人気、大行列だったため完売御礼!味わえなかった・・・といった声にお応えして再登場です!!!店舗で人気の「わらび餅ドリンク」や「レモネード」片手にサッカー観戦を楽しんでみては♪
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- お客様へのお願い
- レジ袋が有料となっています。
お買いあげの際はエコバック等をご準備ください。
順番待ちの際は、社会的距離を保つようお願いします。
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「シーズン後半戦に向けてどれだけ勝点を積み上げられるかが大事」と天野賢一監督が話していたシーズン前半戦のラスト3ゲーム。第15節の鹿児島ユナイテッドFC戦は1-2の惜敗となりましたが、前節のガイナーレ鳥取戦は2-1で勝利、勝点3を手にしました。
そして17日日曜日のFC岐阜戦でどういう結果を手にできるのか。勝てばラスト3試合を2勝1敗と勝ち越すことになり、後半戦を良い状態でスタートさせることができます。
岐阜は現在、ギラヴァンツ北九州とは勝点7ポイント差の8位。第8節の藤枝MYFC戦で3連敗を喫したタイミングで監督交代に踏み切り、横山雄次ヘッドコーチの内部昇格を決断。横山新監督が指揮を執った第9節から5勝2分けの7戦負けなしと、監督交代が奏功する形で好調に転じました。
しかし第15節のFC今治戦で0-5の大敗、前節のいわきFC戦を1-2で落として2連中、ここに来て足踏み状態となっています。ギラヴァンツ北九州にとって戦いやすい状況に見えますが、チーム内に楽観的な雰囲気はありません。
天野監督は「岐阜は個人の能力が高いことは間違いないこと。だからハマれば相当に強いチーム」と言います。確かに在籍する選手の名前を見れば、J3リーグ屈指のタレント力を備えるチームであることが分かります。
DF宇賀神友弥選手、MF柏木陽介選手、MF本田拓也選手、FW田中順也選手と日本代表キャップを持つ選手が4人。さらにDF橋本和選手にMF庄司悦大選手、MF吉濱遼平選手、FW石津大介選手とJ1やJ2で十分な実績を残してきた選手も揃っているのです。
また河野貴志選手は「今の流れが良くないからこそ相当な覚悟を持ってミクスタに乗り込んでくるはず」と話し、岐阜は経験豊富な選手が多いからこそメンタル面の気持ちの切り替えもうまいはずだと警戒を強めています。
岐阜は経験豊富な選手が揃っているので総体的な戦術理解度が高く[3-4-2-1]と[4-4-2]など異なるシステムを苦も無く使い分けることもできます。また、選手層が厚いのでどの選手が先発で出てくるかの予想も難しく、事前のスカウティングで出方を決められない難しさもあります。
確かに岐阜は力のあるチームです。だから上位争いを演じているし、十分な警戒が必要。しかし「恐れてばかりいる必要はない」というムードがチーム内にあることも事実です。
鳥取戦で勝ち越しゴールを挙げた髙澤優也選手は「確かに経験豊富で巧い選手が揃っていますが、僕らには若さがあります。どんどん足を動かしていきたい」と言います。
また鳥取戦で5試合ぶりに先発を果たし、特に守備面で効果的なプレーを披露した西村恭史選手は「岐阜は少しうまくいっていない状況なので慎重にならざるを得ないはず。僕らにはいま勢いがあるので、それでグイグイと押して行きたい」と話しています。
強敵を前にポジティブな言葉が聞こえてくること自体、チームが良い状況にあることを表しているとも言えます。では前向きになれる具体的要素とは何でしょうか。前節・鳥取戦に多くの明るい材料を見つけることができます。
天野監督は鳥取戦について「高温多湿の環境もあってか選手の動きが重かったので、攻め切ることができない場面があり、結果、相手のカウンターに遭うオープンな展開になってしまった」との反省を挙げながら、一度は追いつかれながら勝ち越しゴールを奪って勝ち切ったことを高く評価しました。
そういうゲームをすることができたのは「途中出場選手が攻守をパワーアップするプレーを披露してくれたこと」が一因だと言い、チームの総合力が上がってきたことに手ごたえを感じている様子でした。
先日リリースがあったように針谷岳晃選手に続き永野雄大選手も負傷による戦線離脱となり、ほかにもコンディション不良の選手がいる状況の中で、それを補えるだけの選手層の厚みが出てきたことを鳥取戦では示してくれました。
二人に代わりボランチを務めた西村選手は相手のカウンターをケアするための的確なポジションを取り、攻撃につなげるセカンドボールの回収でも大きな働きを見せました。
また今季初めのセンターバック起用の経験を経て、もともとの左サイドバックでプレーした乾貴哉選手は「フォワードの選手の良い動き出しを無駄にしないように心がけている」と言う、タイミング抜群のクロスで高澤選手のヘディングゴールをお膳立てしました。
鳥取戦で先制ゴールを挙げ佐藤亮選手が自身5ゴール目とすれば、髙澤選手も負けじと自身6ゴール目をゲット。二人がチームトップスコアラーの座を争いながら互いに刺激し合う状況にあることもチームにとってはプラス材料です。
競争激化がチーム力アップにつながる、という面で言えばGKのポジション争いもすごいことになってきましたね。鳥取戦では負傷により長く戦列を離れていた加藤有輝選手が昨年7月17日のJ2第23節・V・ファーレン長崎戦以来、約1年ぶりの出場を果たしました。
1失点を喫しましたが、パワフルかつスピーディーなプレーで勝利に貢献。天野監督が「上杉哲平GKコーチの下、4選手が日々の練習で切磋琢磨して、誰を起用してもそん色がない状態にある」と、今後は誰を起用するかで頭を悩ます、まさにうれしい悲鳴を上げる状況になっています。
難しいものになるだろう岐阜戦ですが、ポジティブな要素が多すぎてワクワクが止まりません! では最後に冷静になって岐阜戦のポイントについて、天野監督の言葉でまとめておきます。
「岐阜選手の個人の力をいかに出させないか。個人と個人のつながりを絶ち切る、分断することが大事になるでしょう」
「そのために良いプレッシングを掛けることが必要です。またボールを動かすときにスペースをうまく使ってそのケアに岐阜の選手を走らせること。機動力がカギです」
岐阜にはGK松本拓也選手やDF岡村和哉選手などかつてギラヴァンツ北九州に所属してチームに貢献してくれた選手が在籍しています。その再会を十分に楽しむためにはやはり勝利という心の余裕が必要ですよね? 今季2度目の2連勝を収めて気持ちよくシーズン前半戦を締めましょう!
[文:島田 徹]
MATCH DATA マッチデータ
STATS スタッツ


THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 32 | 加藤 有輝 |
DF | 4 | 河野 貴志 |
DF | 23 | 藤原 広太朗 |
DF | 28 | 乾 貴哉 |
DF | 44 | 藤谷 壮 |
MF | 6 | 西村 恭史 |
MF | 7 | 佐藤 亮 |
MF | 8 | 六平 光成 |
MF | 29 | 藤川 虎太朗 |
FW | 10 | 髙澤 優也 |
FW | 13 | 前川 大河 |

THE LAST TIME STARTING LINEUP
GK | 21 | 松本 拓也 |
DF | 23 | 大西 遼太郎 |
DF | 2 | フレイレ |
DF | 26 | 小山 新 |
DF | 30 | 宇賀神 友弥 |
MF | 39 | 畑 潤基 |
MF | 11 | 吉濱 遼平 |
MF | 10 | 庄司 悦大 |
MF | 38 | 藤岡 浩介 |
FW | 15 | 田中 順也 |
FW | 51 | 石津 大介 |
RADAR CHART レーダーチャート


PATTERN 得点パターン


RANKING 得点ランキング


HOT ZONE ホットゾーン


COMMENT 試合前コメント
MANAGER
天野 賢一Kenichi AMANO

前節について、試合内容はそこまで良くなかったと思っています。これは相手も同じなんですけどアウェイで高温多湿ということもあって、ちょっと動きが重かったです。ただ、アウェイではそういうことがよくある中で、選手達も特に慌てる様子はなく相手に対応していけたことは良かったです。
今は守備から攻撃への切り替えがすごく良くなってきていると思っていて、1点目はロングカウンター、2点目はクロスからの得点ですけど、あれも中盤の守備から始まっているというところでショートカウンターだということは選手にも言いました。相手がボールを持ったところを守備によって攻撃を仕掛けていき、得点にするというのも1つの攻撃の形になるので、今後に向けてそういうことができたのも良かったと思います。
岐阜戦について、個の力は間違いなくありますしハマったら強い相手です。相手の個のつながりを断っていくことが必要ですし、そのために我々が良いプレッシングをかけて相手の攻撃を分断していく。それからボールを持った時にはうまく動かしながら相手のプレスを分断するということで考えています。個人の良さを分断するべく、相手より動いて機動力を駆使していければと思います。なんとかここで勝って、少ないけれども5勝目に乗せておきたいですし、そうすればまたチームとしても変わってくると思うので大切に戦いたいと思います。
PLAYER

藤川虎太朗Kotaro FUJIKAWA
自分としては得点に絡むこともできているので、そういう場面をもっと増やしていけたら良いと思っています。チームとしては、皆でやらなければいけないことややりたいこと、頭と体が一致してきているとは思うので、その質をもっと上げていかなければいけないと思います。
もちろん自分が得点を決めて勝てたらベストですが、チームとして結果が出れば何でもいいと思います。点を決めたいのは皆同じですし、チームが勝つためにどこでパスをした方がいいのか、シュートを打った方がいいのかという選択が大事かなと思っています。
(岐阜戦に向けて)J1で活躍した選手が多く所属していますが、そこに物怖じせずに自信を持って戦うことが大事ですし、身構える必要はないと思います。むしろそういう選手とJ3でやれるということはものすごいチャンスだと思いますし、ギラヴァンツとしても一選手としても目立てると思うので楽しめればと思います。なかなかホームでサポーターの皆さんと勝利の喜びを分かち合えていないですし、今週こそは前半の最終戦ということもありますし、僕たちも気持ちが入っているので勝ちたいと思います。
PLAYER

佐藤 亮Ryo SATO
最近はやることが明確ですし、チームが自分に対して何を求めているかということ、自分に対して仲間が求めていること、僕が仲間に求めていることがうまくマッチしててストレスなくやれています。試合に出ている人達が基本的な部分をきちんとやることが最近はできているので、自分も調子良く出来ているしチームも好調になってきている要因だと思います。
(藤川虎太朗選手とのサイドの交代について)僕が右サイドだったら右サイドの良さもあると思うし、逆に僕が左に行った時は左の良さがあると思っていて、藤川選手も臨機応変に対応できる選手なので、そういうところが2人でサイドが変わってもできているポイントかなと思います。
(岐阜前に向けて)経験豊富な選手が多いのは岐阜の良さだと思うんですけど、ベテランの方も多いですし、そこに走力や負けん気というところで勝負できれば、僕達も勝機は全然あると思います。相手にどんな経験があろうとどんなチームに元々所属していようと、僕は個人で負けるつもりはないので、当たって砕けろとは思わないですけど、自分がこれから上に行くためにそういう人たちをなぎ倒して行くということを証明できる良いチャンスだと思います。チームが勝つのはもちろんですし、その中で自分がマッチアップしている選手に勝つことが、チームが勝つ要因になると思うので個人でも負けないように頑張りたいと思います。前半戦最後のホームゲームで連勝できれば、後半戦の逆襲に向けて良い弾みになると思うので、チーム全員で頑張っていきたいと思います。
COMMENT監督コメント
MANAGER
天野 賢一Kenichi AMANO

[試合総括]
岐阜さんは個人として力のある選手が揃っていて、横山監督に変わられてから7戦負けなしで来ていました。ただ直近の2試合で負けているということで、今日は相当な覚悟で我々のホームスタジアムに来るだろうなと予想していました。我々も最近は試合内容と結果がついてきた中で、今日は是非とも勝ちたい。前半戦ラストの試合で勝って後半戦に向かうということで準備してきたゲームでした。
1点目はPKで得た点ですけど、狙っていたことがしっかり出たシーンで、相手の左の裏の背後をついてPKを取った良い得点だったと思います。その後も相手の中盤が結構空いていて、我々のプレーの質が伴っていればもう少し点数が取れたり決定的なチャンスを作れるかなと見ていたんですけど、そこの質が足りなかった部分がありました。失点シーンは一瞬の隙でボランチから田中選手への1発のパスで取られたようなシーンだったので、もったいなかったです。その後選手が慌てた部分もありましたけど、ハーフタイムにもう1回自分達の狙いを共有して入りました。
2つ目のPKのシーンは残念ながら外してしまったんですけど、あれも意図通りに左サイドに進行してPKを取ったシーンなので、意図がある選手たちのプレーが見られたかなと思っています。PKを外してしまい嫌な流れになりかけたんですけど、選手達がしっかり最後まで走ってやるべきことを遂行した中で、2点目は左サイドの乾がインターセプトしてショートカウンター。これも狙い通りで、今日はカウンターを繰り出して得点をするということも1つの狙いだったので、素晴らしい得点だったと思います。途中から出た選手がチームにパワーを与えてくれて、ゴール前の厳しいシーンもありましたけど体を投げ出して守るところも、すごく逞しくなってきたと思っています。
この勝利をしっかり次につなげるべく、次は藤枝、その次に沼津。前半戦で僕らが悔しい思いをした相手なので、今選手にも話しましたけどここを勝って自分達の勝点を伸ばしていけるように頑張っていきたいと思います。
そして、今日は暑い中、サポーターの皆さんもたくさん来てくれて後押ししてくださったことをすごく感謝しています。ありがとうございました。
Q:前半戦を振り返ってください。
A:結果的に5勝7敗5分で、十分な勝点は実際には得られていないと思うし、期待には応えられるような前半でなかったことは間違いないです。ただ勝てなかった苦しい時期をしっかりチームがバラバラにならずに乗り越えて力をつけてきた結果が、最近の結果だと思っています。この結果をもって後半戦に逆襲できるように、全てのチームの中で後半戦に1番勝点を取れるチームになるように努力していきたいです。サポーターの皆さんの期待に応えられるように、皆で喜べるように頑張っていきたいと思います。
Q:最近はシュートまで行けるシーンが多いですが、1番の要因は何ですか?
A:やっているコンセプト自体は大きくは変わっていなくて、実際に開幕してから今治戦まではよい流れでした。そのあと少し負けが込みましたが、あの辺りも実際には良い攻撃ができていてチャンスで決められないという試合が何試合かあったと思うんですよね。あのあたりで点が取れれば上手くやれたと思うんですけど、点が入らないことで自信をなくしたり悪循環に入ってしまったところがあります。そこからメンタル的なところも含めて修正して質の向上を図り、今の状態になっていると思っています。 コンセプト自体は変わっていないし、選手達がより相手を見えるようになってより良いスペースを突けるようになってきたとか、そういう変化だと思います。選手達が自信を持ってやり出しているということが1番大きいのかなと思っています。やっぱり積み上げが大事なので、もっともっと質を上げて魅力的なものにしたいと思っています。
COMMENT選手コメント
PLAYER

前川大河Taiga MAEKAWA
Q:今日の試合を振り返ってください。
A:僕がPKを外してしまって苦しい展開になりましたけど、全員で良い試合ができたと思います。1点取って取られてという展開でしたけど、諦めず全員がハードワークをして良いゲームになったのかなと思います。
Q:前半戦を振り返っていかがですか?
A:良い時も悪い時もありましたけど、前半戦の最後の方は後半戦に繋がる試合ができたかなと思います。段々調子も良くなってきていますし、このまま自分達のサッカーを続けていければ結果もついてくると思うので、このまま続けて全員でやっていければと思います。
PLAYER

佐藤 亮Ryo SATO
Q:今日の試合の振り返ってください。
A:前半戦ラストを連勝で締めくくって後半戦に勢い持って入ろうという中で、うまく勝ち切れました。苦しい時間帯もありましたけど、チームとして耐えてチャンスをしっかり決めて勝つことができたので、後半戦に勢いをもたらす勝利だったと思います。
Q:得点シーンを振り返ってください。
A:チームとして奪った後に前に行くというのは意識としてあったので、その中で自分は結構開いて受けるポジションだったんですけど、どうしても点を取りたかったし時間がない中で自分がゴール前に入っていけば得点のチャンスは増えると思っていました。それがうまく自分の感覚とマッチして池髙選手から良いボールが来たので、それをゴールに結びつけられて良かったと思います。
Q:前半戦を振り返っていかがですか?
A:前半戦は本当にもどかしい試合も不甲斐ない試合も多かったですし、その中でチームとしてうまく形が見えてきた前半の終盤戦。それがうまく形になってきている今、勝ち切る事も出来ているので、後半戦に継続させていかないといけないと思います。チームでもう1回競争をしながら、怪我人も少し出てしまっていますが、できる選手が最大限チームのために尽力するということを徹底して、また明日からやっていければ後半戦はもっとよい形で試合が出来ると思うので、そこを自分も含めてチームに浸透させられたらと思います。