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試合日程・結果

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2020明治安田生命J2リーグ
第16節

2020.9.2(水)

19:00KICK OFF

栃木県グリーンスタジアム

試合終了

栃木SC

栃木SC

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ギラヴァンツ北九州

ギラヴァンツ北九州

 

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メンバー

              試合経過

                データ

                  TODAY'S MACH PREVIEW VS
                  レーダーチャート レーダーチャート
                  得点パターン 得点パターン
                  ランキング ランキング
                  ホットゾーン ホットゾーン

                  今季2度目となる5連戦の初戦、前節の千葉戦は東京V戦に続く見事な逆転勝利を収めました。ハードな連戦における好スタートは、連勝記録のさらなる更新を予感させますよね。

                  千葉戦は先制を許したあと、髙橋大悟選手の見事な狙いすました左足シュートで同点に、新垣貴之選手の左足コントロールシュートで逆転、そしてディサロ燦シルヴァーノ選手の裏抜けからの右足シュートで3点目。先制されながら前半だけで2点リードの状況に変えるパワーとエネルギーには正直驚かされましたよね。

                  後半はかなり押し込まれた上に1点を返され、終盤は勢いづく相手の猛攻に遭ってかなりヒヤヒヤする展開になりましたから反省すべき点ではあるでしょう。そのあたり、小林伸二監督も「押し込まれている中でセカンドボールを拾った後に、1本、2本とパスをつなぐことができれば相手の勢いをそぐことはできたはず。それから終盤にあったカウンターからのチャンスを決めることができていれば試合を終わらせることができたでしょう」と、今後の戦いに向けた課題をしっかり整理し、選手と共有したようです。

                  チームの成長はご覧になっている皆さんも十分に感じていらっしゃると思いますが、小林監督や選手がどういうところに自分たちの成長を感じているのかを千葉戦のディサロ選手のゴールシーンを例に紹介しましょう。ディサロ選手が効き足の左ではなく右足で、状況を冷静に把握した上でコースを決めてシュートを打ったところに個人的な成長を感じますが、そのディサロ選手に縦パスを送った岡村和哉選手の解説にチームとしての成長を知ることができます。

                  「顔を上げたときにマチ(町野修斗選手)とガッキー(新垣貴之選手)も良いポジションを取ってパスを受けられる準備を整えてくれていた。それで相手のセンターバックの一人がマチに対応するためにポジションを変えた。それが見えたからレレ(ディサロ選手)に縦パスを送った。僕はサイドチェンジのパスも積極的に狙うようにしていますが、シンジさん(小林監督)から『まずはトップを見て、そこへのパスを狙うんだよ』と言われていて、その意識があってまずはレレとマチをみたのですが、ほかの選手もそういう意識を持っているから、僕がボールを持ったときに、前の3人がボールを受ける準備をしていたんだと思う」

                  ゴールシーンを振り返る時に、パスを出した人、受けて決めた人に視線は行きますし、そこで表れる個人のスキルは当然重要なのですが、そこにかかわる人がどれだけいるかにもぜひ注目してほしいと思います。そしてそういうシーンにどれだけの数の選手がかかわっているかが、実はチーム力を測るバロメーターになるような気がします。ちなみに、ディサロ選手のゴールに絡んだのは前記の4人だけではありません。小林監督は言います。

                  「オカ(岡村選手)がボールを持った時、サイドチェンジの可能性を考えて、逆サイドのタク(永田拓也選手)と椿(直起選手)も、スペースへ向けて走り出しているんですよ!」

                  これぞ連動性! ボールからずいぶんと離れている選手までもが一つのプレーにかかわっているんです。そうです、選手たちがピッチ上で“ツナガッテイル”んです。それがチームの中の大きな成長箇所だと言えるでしょう。

                  さて、10連勝がかかる今節でチームはどんな成長箇所を見せてくれるのでしょうか。相手は7位の栃木SCです。栃木のサッカーは『良い守備から良い攻撃につなげる』という考えをベースにして表現されるものです。そしてここまでは『良い守備から』という部分で大きな成果を出しています。15試合を戦っての10失点はリーグ最少、ギラヴァンツ北九州よりも3点少ない数値です。

                  そういうデータから守備的な戦いをすると考えることは正しいのですが、決して自陣に相手を引き込んで構えて守る受け身の守備ではありません。ギラヴァンツ北九州と同様に前線からのハイプレスで能動的に相手ボールの奪取を狙い、あるいは制限をかけるアグレッシブな守備です。そのスタイルでここまで失点を抑えられているのは、ハイプレスに連動性と、連続性、継続性があるからです。

                  多くのチームが前線からプレスをかける傾向にありますが、それは試合序盤で主導権を相手に譲らないことを目的とする場合が多く、プレスの継続はこの夏場なら15分程度になることが多いんです。けれども、栃木は延々とプレスをかけていきます。その意識がチームの中で徹底されているのです。そうしてボールを奪ってショートカウンターにつなげるということを目指していますが、今のところ『良い攻撃につなげる』部分の質は不十分で、ここまでの得点は10点にとどまっています。

                  となると、ギラヴァンツ北九州が10連勝を手にするには、栃木のアグレッシブで堅い守備をどうやって崩してゴールを奪うかというところが焦点になりそうな気がします。このあたりに関して岡村選手は次のように考えているようです。

                  「ハイプレスをかけてくる栃木に対して、ウチはもちろんパスをつないでかわすことにチャレンジしたい。そのためには、プレスを受ける僕ら後ろの選手に横パスだけではない選択肢をチームとしていかにつくれるかがポイントになると思います。例えば前線の選手が相手最終ラインの背後を取る動きをしてくれたら、シンプルにロングボールを蹴るという選択肢も生まれますし、逆サイドの選手がサイドチェンジのパスを受けられる準備をしてくれたら、また別の選択肢も生まれる。そういうことを丁寧に、しかも継続して行えれば、相手のハイプレスをかいくぐって良いチャンスをつくれるんじゃないかと思います」

                  栃木のここ3試合を映像で確認したと言う小林監督も岡村選手と同様なイメージを持っているようです。

                  「琉球(第13節、2-2の引き分け)、福岡(第14節、0-1の敗戦)、甲府(第15節、1-0勝利)のゲームを見ました。3試合の中で甲府戦の出来が一番良かった、素晴らしかった。栃木の圧力に甲府は何もできずに、ただ蹴って終わっていましたね。琉球は栃木のプレスに対して細かくつないで外すことにチャレンジしていました。結果は引き分けで終わりましたが、やはりウチは琉球のような形でゲームを進めたい。相手のプレスを怖がらずにボールをつないでいくことにチャレンジしたい。そうするためには、どういう所にパスコースをつくるのか、どれだけつくれるのか、そこが大事になるでしょうね」

                  最後にここ2試合でベンチ入りを果たしながら出場機会のなかった佐藤亮選手のコメントを紹介しましょう。

                  「栃木には大学時代にデンソーカップという大会に参加した関東選抜チームで一緒にプレーした明本考浩(国士舘大出身)、同じ大卒ルーキーの森俊貴(法政大出身)がいて、彼らを中心に良いサッカーをしています。栃木が若いエネルギーをハイプレス、ハードワークというところで生かしていて、そういうチームを相手に今の個人的課題である、うまく力を抜いてプレーすること、それをテンポの良いプレーにつなげることができれば、僕も一つ壁を乗り越えられるのかなと思っています。どうにかして試合に食い込んで、緊張するとは思いますけど、前向きにトライしたいです」

                  この5連戦、佐藤亮選手のように出場機会が限られている状況を何とか打破したいと意気込む選手のパフォーマンスがチームの好調を維持するため、さらに勢いに乗るためには大事な要素となってくると思います。そういうところにも注目しながらアウェイでの栃木戦を楽しんでほしいと思います。

                  [文:島田 徹]

                  前節のハイライト

                  監督コメント

                  [試合総括]
                  前半はプレスを最終ラインが受けてボールが回せなかった。パスコースを探すというところが目について、少しテンポよく回して、1つの層を越えるとちょっと流れたりしてたという場面があったので、そこがちょっとうまくいかなかったですね。
                  後半は前からかかる、もしくはセットされた時にパスコースをたくさん作って、あまりパスコースを探さずにテンポよくパスを回すことが上手くいったんじゃないかなと思います。
                  後半の入りが悪くて、普通は負けていると思いますけど、あそこで新しい選手が機能して点が取れたというのは大きかったと思います。新しい選手が入るというのもそうですけど、後半にテンポよくボールが回り出して、スペースに飛び出す、新しいパスコースを作るというところの連動はできていたと思うんですよね。サイドの脇を使う、バイタルが空く、バイタルを使うもしくはボランチを使うという連携でパスが回るようになってきたので、通常のパス回しが少しできたところで点が入ったのは大きいと思います。
                  1点入ったあと15分あったので、欲を言えば勝ち越し点を取りたかったんですけど、なかなかテンポが上がらなかったというところです。セットされた中でペナルティーエリアの中に人が入るというのは栃木さんの得意なところで、そこで2点失ったというのは大きかったと思います。我々にとっては大きな失点でしたけど、向こうにとっては少し安心した得点だったのかもしれないというところで、うちは大きな勝点1を取って帰れるということは大きいので、こういう流れにならないように修正して、次のゲームに備えたいと思います。


                  Q:栃木のプレスというのは十分に警戒していたと思うんですが、前半はプレッシャーが外せなかった理由はどの辺りにありますか?

                  A:前からかかってくるんだけど通常通りパスコースを作れば、相手のポジションを見て寄ったり、ものすごく近くに寄って縦を入れたり、相手が縦を締めたら広がったりというところの作業が後ろでできなくて。センターフォワードの1枚が下がっていると、後ろにうちの選手が3枚で立ち位置を持ったまま入れるものですから、サイドハーフもなかなか受けにくい。ちょっとサイドハーフに対してパスコースをクッと近寄ってでも作っていったり、相手が寄ると幅を持ったりということができなくて、そういうところを1つ越えるとサイドハーフがそこからサイドに流れること、止まったままでいるのでそこでプレスがかかってしまう。飛び出すと相手が付いてくるので、そこを使うかバイタルが空くかというところか、ボランチの大悟(髙橋選手)が空くという形になったと思うんですけど、そういうことができなかったというのは残念です。
                  多分このプレスくらいはというのがあって、どうにかして回避しようというのが選手は強かったと思うんですけど、後ろのプレスは大丈夫なんだけど、ひとつ前のサイドに入れたりすると窮屈だったのかなと思うと、もう少しサイドハーフが困らないようなパスコースを作ってあげるというのは大事だったのかなと思います。そこがちょっとうまくいかなかったです。ですからテンポが上がらない、切れた後もそのままプレスがかからないと言うか、そのまま向こうのリズムになってしまっていたという前半だったと思います。


                  Q:連勝は9で止まりましたが、試合後にロッカールームで選手にはどんな話をしましたか?

                  A:残念ですけど、今日のゲームはうまくいかなくて後半に修正するところを、ロングスローから得点を入れられたりして、向こうの良いところばかりが出たゲームだったので負けゲームです。それが2点取れるのですから、やっぱりリカバリーができたと思うんですよね。カードを切った選手がうまくいったという意味ではこの勝点1というのはとても大きいと思います。
                  普通めげるような点の取られ方、ひょっとしたら栃木さんにとってはこの2点というのは安心した得点だったのかもしれないですけど、うちはそういう意味ではこの勝点1というのは、次のゲームにつなげていきたいなという風に思います。取れたからOKではなくて、繋げていきたいという勝点1だという話は選手にしました。


                  Q:このような首位争いは監督も選手もやりがいがあると思うんですが、いかがですか?

                  A:思った以上に高いレベルでサッカーがやれているので、それは大事にすれば良いと思いますし、油断すれば負けることも当然相手があることですから。連敗もあるでしょうけど、そういうことがないように、やっぱりやれることを常にやっていくという姿勢と、やり続けるということがこの過密日程の中でも必要だと思います。疲れている選手を変えながらやっていく必要があるかなと思っています。

                  選手コメント

                  MF22 藤原 奏哉 選手

                  Q:今日ピッチに入る時はどんな指示を受けましたか?

                  A:僕が入る前は後ろでパスコースを探してしまうことがあったので、そこはテンポ良く動かしてからタイミングを見て縦に入れるという指示はありました。
                   

                  Q:テンポよく動かすというのはワンタッチのプレーを多くするということでしょうか?

                  A:ちょっと前半から後ろで回す時に探して出してはまってしまうということがあったので、シンプルに動かして空いたところにどんどん入れていくという感じです。
                   

                  Q:それで随分流れが変わったという感じはありましたか?

                  A:やっぱり相手も前半にあれだけプレスをかけてくれば、多少バテてきたかなという感覚はあったので、うまくそれを利用して侵入して行けたのかなと思います。
                   

                  Q:最近の試合は途中出場が多くて、試合を締める役割だったと思うんですが、そういう意味では今日は全く違う役割だったと思います。気持ち的にもかなり違うものはありましたか?

                  A:今までは勝っている状況で、どちらかと言うと試合を落ち着かせるという役割で入る、試合を締めるという役割で入るという感じだったんですけど、今日は0-2という状況で攻めないといけない、シンプルにやるということは変わらなかったけど、気持ちとしては逆に攻めてはいたので、気持ち的にはそんなに気負いはしていなかったです。
                   

                  Q:勝てなかったのは残念ですが、2点ビハインドを追いついたというのは充実感もあるのではないでしょうか?

                  A:チームとして良い形が作れて攻めて点が取れたので、0-2から追いつくというのは難しい、失点が少ない栃木に対して0-2から追いついたということは、今のチーム状況の流れを止めなかったというのは次にすごく繋がるかなと思います。
                   

                  Q:連勝が止まったことはどう感じますか?

                  A:僕はそんなに連勝は気にしていなかったので。勝ってやっと連勝が続いているなあというような感じだったし、そんなにずっと勝ち続けられる訳もないので。悪い引き分けではなくて良い引き分けかなと思うので、そこはプラスに考えています。
                   

                  Q:今後に向けて良いきっかけになったのではないかと思います。

                  A:そうですね。やっとと言うか、最近はボールを触るチャンスもそんなになかったので、後ろからボールを触って組み立てに参加できたので、この感覚を大事にして次に臨みたいです。

                  FW18 町野 修斗 選手

                  Q:得点シーンを振り返ってください。かなり落ち着いてコースを狙ったように見えました。

                  A:2人の間を抜こうと思って冷静に抜けたので良かったです。
                   

                  Q:前半の悪い流れの時と後半の流れが良くなった時の両方の時間帯でプレーした前線の選手は町野選手だけですが、何がどう変わって状況が変わったと思いますか?

                  A:前半から良くはなかったんですけど相手を動かすことは出来ていたので、そういうところが70分以降に相手も疲れてきて、その中で交代した選手でギアも上がりましたし、スペースもセンターバックとボランチの間にできてきたので、そういうところで起点に僕がなれたのが良かったと思います。
                   

                  Q:これまでの相手チームは後半に足が止まるという感じだったと思うんですが、今日の栃木はそういうことはなかったと思います。そういう意味では新しい体験ができた試合だったのでしょうか?

                  A:前線からのプレッシャーだったり、攻守の切り替えだったり、すごく良いチームだったので、僕たちがしたいことを前半はやられてしまったので。後半も危ないシーンもありましたし、失点もありましたし、1試合通して質の高いゲームがお互いできたのではないかなと思います。
                   

                  Q:次の今日のゲームを次に生かすとしたら、どういうところを生かしたいですか?

                  A:前半の相手が元気な時の崩し方だったり、ポジショニングとか距離感だったり、ビデオで見ないと分からない所は沢山あると思うんですけど、疲れてきてからは2点取れたので、相手が元気な時に引かれた状態でどういう攻撃をしていくか、それはミーティングでも出てくると思うので、話し合っていきたいです。

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